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2012-06-26

時計型ロケットストーブ(その3:その結末は?)



もうほとほと嫌になったロケットストーブだが、最初銅板で広く作ったときにはうまく行ったので、広い通路面積でもう一度作ってみる。高温に耐えられるように再度、耐熱煉瓦出通路を形成(+隙間はパーミュライトを詰めて)。




結果はやはり着火が難しい。熱マスの大きなレンガのせい?一旦燃えはじめると熱を貯めて、燃え続けると思いきや、直ぐ消える。時計型ストーブにレンガを入れた分、薪の量も少なくなる。設計が悪い?

ロケットストーブの高燃焼効率に魅せられてはじめたロケットストーブつくりだが、熱量がこんなに少なくては話しにならない。










で、次は時計型薪ストーブの本来の姿で燃してみたい。ただし本来の煙突部は使わず、時計型の奥の大きな燃焼部の上部の円盤を開いて、炎を上に抜くことにする。 燃焼部を断熱しないので、ストーブ本体側面も熱くなり、本体側面や上面からのドーム内への放熱も大きくなるはずだ。また上部へ抜けた炎がガラス窓上部のステンレス製のダクトやその下部の土台(鉄製)も熱し、そこからの放熱もあり、放熱分で部屋もかなり温かくなることを期待して。




やはりよく燃える。着火もすぐだ。更にうれしいことに、ガラス窓を配した今回のストーブの下部の鉄/AL製の土台が熱くなり膝元が心地よい。この分厚い土台がマス(熱を溜め込み)となってしばらく温かい。ここに盃など置くと冷えなくて熱燗のまま持続するのは新しい発見だ。 高熱で燃焼させより良い燃焼効率を採るか(ロケットストーブにすると燃焼効率がいいという利点には実感がわかないが)、薄鉄板の時計型薪ストーブのままで早く温まるか? レンガ製ロケットストーブで経験した火付きのあの悪さを考えると悩ましいところだった。 ロケットストーブ式燃焼器に改良するより、市販の時計型ストーブのまま使うほうが、余程手軽と判断する。とくにボクのドームの場合、建物の保温がまだ充分でないので、早くあったまる方に軍配が上がりそう。
工夫次第で熱効率も上げられる。たとえば、煙突から外部に排出される熱を回収するため、屋内部の煙突にフィンをつけたり、扇風機の風をあてたりすれば、ドーム内に取り入れる熱量(熱効率)は増えるだろう。あるいは、今流行の?Dysonの円形扇風機を用いた下記動画のようなアイデアで、煙突の熱交換をする手もある。Dyson製品は高価なので、銅板で簡単な円形Ejectorを手作りもできる。 ただし、これで薪そのものの燃焼効率が上がるわけではない。やはり高温に燃して、COやNOxを少なくするロケットストーブの意味は大きい。本当に水蒸気だけのクリーンな排気になるなら、市販のファンヒーターのように直接部屋に放出すれば熱効率100%だ。けれども、薪を燃やす場合には有害な物質も排気に含まれるおそれもあるだろうから、そうは簡単ではないだろう。




とにかくなかなか心残りなロケットストーブ、その原理自体、大変興味があることなので、引き続きドームの地階の暖房などの際には再チャレンジしたいものだ。
で、今のところはこういう形になっている。


(ここに続く)

コレに煙突を貫通させると・・・?


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